【あらすじ】
──ずっと続くと思っていた学園生活。
皆と同じ方角を向き、同じ足並みで歩んでいると、いつしか感じ始める錯覚。
このまま皆と同じ道を行けば、同じ場所にたどり着けると信じてしまう。
そしてふと気づいてしまう。
人の数だけ歩んできた道があるように、人生に同じ道などないのだということに
──麻子、俺、もう5人救ったぜ?
だから、もういいよな‥? 俺、もう死んでも‥いいんだよな‥?
わかってる、たとえ誰かを救ったとしても、俺の過去はなかったことにならない
それでも、笑って死ぬって、こういうことなんだろう?
もう会えないかもしれない。
それでもずっと、思い出は胸にある。
だがこの世の中は、言葉だけで満足するほど可愛らしい女ばかりではない。
それは、一人の少年が実感した、たった一つの真実──
(公式より)
前作ではテロリストとして日本へやってきたヒース・オスロ。
主人公、雄二を殺戮者へと変えた人物。
雄二がオスロの暗殺に失敗したところから物語は始まります。
体験版をプレイした時にも書いたんですけど。
果実で彼女5人を救った雄二を助けるべく、今度は彼女たちが雄二を助け出す話になってます。
この時点でもう燃えますよね(`・ω・´)<王道上等
ただの学生がどうやって雄二を助けるのか、展開が全く読めなかったので、読んでて面白かったです。
【シナリオ】
まぁ最終章なわけだし、全て共通ルートでした。
前半はヒロイン達が雄二を助けるために、色々と準備をするのですが、結局何したらいいの?状態。
そんな時にタナトスと名乗る少女から1本の電話が。
タナトスってのは世界でたった一つしかない半生命体コンピューターの呼称なのですが
実はこのコンピューターに使われている脳が、雄二の姉である一姫の脳だったわけ。
オスロがテロリストとして日本にやってきたのは、雄二とこのタナトスのシステムが欲しくて来とるわけです。
そのタナトスの一部、分身のような存在であるもう1つのタナトスがヒロインに協力することになるわけです。
その一姫の誘導によって、ヒロイン達は雄二を助ける準備を完了させていく。
ここら辺のシナリオは果実の共通でいうところの、日常パートかな。
相変わらずテンポ良いし、キャラの絡みは面白いしで面白かったです。
相変わらずチルチルの馬鹿っぷりといじられっぷりが面白い
中盤はヒロイン達が雄二を奪還するために動き出します。
政府、テロリスト、雄二と接触したヒロイン達。
運転を得意とする天姉
雄二仕込みの狙撃手の蒔菜
何でもできるメイドで特攻隊帳の幸
金と情報で指揮をとる由美子
馬鹿で深く考えないミチルは単純作業で資金集め
ヒロイン達が協力して雄二を奪還して逃走する!
熱い!もちろん追手も来るけど、雄二の軍人仲間であるロビーとミリエラが協力!
熱い!熱すぎるぜぇええええ!!(画像通り)
そんなこんなで無事に雄二を奪還したわけですが、問題が起こる。
後半はオスロがいるタルタロス島へ向かう雄二とヒロイン達。
はぁ?何で助かったのに、わざわざまた敵に会いに行かなきゃならんって話だけど
雄二の手首には時限爆弾がつけられていて、これを解除するにはオスロが持ってる鍵が必要なわけ。
雄二一人で敵地に乗り込んでくんですけど・・・
雄二さん、あなたいったい何人殺せば気が済むんでしょうか・・・強すぎです
それでもここら辺の戦闘の描写は細かく書かれていて、とても楽しめました。
迷宮で軍人時代だった雄二の過去編があったけど、あれぐらい動作1つ1つを丁寧に解説してくれるから、面白かった。
雑魚を何十人も殺した後、中ボス現る。
『THE もう一人の雄二』は?ってなるけど、ちゃんと理由があってですね・・・
そもそもなんでオスロは雄二に固執するかというと、兵器の材料として見てるから。
オスロは絶対的な兵器として、最強の軍人を大量生産するっていう思想がありまして。
そのオリジナルのベースとして、殺戮者としての才能がある雄二に目をつけてます。
でも今まで1500体のコピーを造ったけど、成功したのは1体だけ。
だけど、半生命体コンピュターである姉の一姫の頭脳
殺戮者としての才能がある主人公、雄二の身体があれば、効率よく軍隊兵器を造れる。
だからオスロはテロリストとして日本へやってきて、タナトスシステムをよこせと言っているんですね。
1500体の内、1体しか成功しなかったコピー雄二とオリジナル雄二で殺し合いが始まります。
ここら辺の戦闘も面白かった。
自分の存在理由のためだけに戦うコピー。
それは主人公にもあるけど、師匠の麻子やヒロイン達との出会いで得た感情
『誰かのために戦う覚悟』があるオリジナルの雄二
王道な展開だけど、やっぱり迷宮で雄二の過去を読んだ後だと、「あの雄二がここまで・・・」って感情移入しちゃうんですよね、うん。
コピーを殺した後は、ようやく宿命の相手、ヒース・オスロと対面。
俺(クライマックスか・・・長かったな・・・)
と、しみじみ思いながらテキスト読んでると
オスロ、あっけなく死すえ?これだけ・・・なの・・・?
ここまで引っ張っておいて、こんな5分ぐらいで戦闘終了なの?
とか不安げに思ってると、真の悪役登場
『THE もう一人のオスロ』実は今まで雄二が見てきたオスロはコピーのオスロで本当のオスロは狂気に狂った爺。
俺(だよねー。こんな短い戦闘で宿命の敵が負けるわけ・・・)
爺オスロ「まっ待て!やめろ!」
ぼかーん!
俺(・・・・・・・)
・・・え・・・これで本当に終わりなの?
ってぐらい最後は拍子抜け、残念過ぎる・・・
というか、最後の爺オスロの設定は必要なのかと、最後の最後まで疑問を持ってしまいました(;´Д`)
その頃ヒロイン達は、雄二の師匠である麻子が雄二のために買った島で雄二を待ち続ける
当然、政府に逆らって雄二を奪ったわけなんでお尋ねもの扱い。(実際に正体はばれてないけど)
なんでこの島で新しい生活を始めます。
昔、この島は珊瑚の死骸で灰色でいっぱいだったから灰色島と呼ばれてた
ヒロイン達が島に新しく名前をつけるんだけど
灰色=グリザイユ(フランス語)、文字ってグリザイア、グリザイア島と名付けたそうな・・・
う、うーん・・・なんか無理やり伏線回収した感が(;´・ω・)
果実プレイ後は、罪を背負ったヒロイン達の心情を『灰色』と現していたと思ってたんだけど・・・
まぁ無事に帰還した雄二とヒロインは合流
新しい生活と居場所を手に入れ、ここを『楽園』として暮らしていきます。
これで話は終了になりますが、エンディング後にも話が少しありまして。
ヒロイン達とえちーなことするわけですが、正妻決まらず。
どうすんのこれ!ってところに
ミチル「吐き気はするし、生理来ないし・・・」
ミチル、まさかのできちゃった結婚( ゚Д゚)!!
だけどヒロイン達みんなで祝福してくれます
まぁ、最後は『暁の護衛』のような終わり方ではなく、大円団で終わったからいいのかなぁ。
しかしまぁ・・・まさかミチルが正妻になるとは予想してなかったです・・・
あと本編とは関係ないんですが、サイドエピソードもありました。
由美子が最初の一人として学園にやって来てから雄二が来るまでの間を描いた話ですね。
こちらの話もよかった。
雄二と関わる前のヒロイン達同士の絡み合いも、見てて少し感動した。
また果実からプレイしたくなりますね。
【キャラ】
グリザイアシリーズからキャラが変わってませんが、1つ言うことがあれば・・・
実はタナトスさんである一姫は生きていて、残っていた肉体と共に復活しやがります。
バラバラになって脳みそしか残ってないと思ってたのに、身体ちゃんとあったんだね。
まぁ・・・政府側が一姫が死亡した時に色々手をまわしてくれたとは思うんだけど、あっさりとしすぎ感がってやや違和感がありました、うーん・・・
結局、タナトスとして、姉としてヒロイン達とも頻繁に関わるわけですので、当然セリフもたくさんあります。
この楽園の中では一番話してたんじゃないですかねぇ
私はエロゲ声優の中では青山ゆかりさんがとても好きなので俺得だったのですが。
あとプレイしてて思ったんですけど、やけに由美子とミチルにスポットあて過ぎな気がした。
グリザイアシリーズはOPムービーの監督も渡辺さんが担当してるから、由美子メインな気がするのも納得出来るけど、本編もやけに渡辺さん担当の由美子とミチルが優遇されっぱなしな気がしました。
SD絵も9シーン中7シーンがミチルだしねぇ・・・
ちなみにSD絵は今回もななかまいさんでしたが、可愛らしくで良かったです(*´ω`)
【サウンド】
OPとED、ともに素晴らしいとの一言
BGMに関しても個人的にお気に入りがたくさんあって大満足
一番好きなのは中盤でヒロイン達が雄二奪還で活躍する時に流れる『IGNISION』
【システム】
グリザイアシリーズ、というか最近のフロントウィングさんの作品とシステムは変わらず。
可もなく不可もなくといったところ。
【総評】
グリザイアシリーズ最終章。
前半のキャラ同士の絡みで笑え、中盤のヒロイン達の活躍でドキドキしたりと、このゲームの世界観にぐいぐい引き寄せられていきます。
最後は全員のヒロイン達が笑顔で終われるという、ハッピーエンドで好感触。
ただ、後半は敵との決着があっさりついてしまうためか、最後の最後で盛り下がってしまいました。
中盤がとても面白かっただけで残念・・・
普通にプレイしているのであればもちろん良作なのですが、この3部作に渡ってのグリザイア。
果実から迷宮までとても楽しめる作品で、迷宮ですごくいいところで終わってしまったためか、かなり期待しすぎた感じもありました。
それはもう・・・今までやってきたエロゲの歴史が塗り替えられるんじゃないか!?というほど一人で興奮してた(笑)
最後の最後まで、余すところなく、不満足な点がなかったぐらいまで楽しみたかった!・・・と思うけど、3部作品という膨大なシナリオなので、ユーザー次第ではどこかで不満足な点は見えてしまうのもあると思います。
少し不満を書きましたが、それでも果実、迷宮、楽園を通してのシナリオの面白さはやはり素晴らしかった。
グリザイアシリーズをプレイ出来てよかったです!
フロントウィングの皆さん、どうもありがとうございました!また次の作品も楽しみにしています!
総評9/シナリオ9/キャラ9/サウンド10/システム8
では返答。
>折紙がいない。やり直し
by不明
→折り紙ちゃんも可愛いけど、私、クーデレにあまり萌えないんでごじゃる
>東京グールかすでー☆
ちーちゃんまじちーちゃん!!
ランキングに異論なしW(`0`)W
byニー太☆
→デアラのキャラが可愛すぎて生きるのが辛い
>佐々木千穂に一票入れやすゎ(*ノ∀ノ)
bySign
→ちーちゃん人気過ぎwww
>はぁ、おまんらは救いようのねぇ程...最高だぜ!w
byCo
→自分の欲求に素直な変態、嫌いじゃないです
>ちーちゃんに関して我も同意見だな。
クンカクンカクンカクンカちーちゃんクンカクンカ
ああ間違えた!モフモフモフモフ モフモフしたいお
カリカリモフモフカリカリモフモフ
あぁ!ちーちゃん!あ、あぁ。ちーちゃ…うわ!あぶね、あぶねぇ!うわぁあぁああ!
byチハク
→そのテンプレも久しぶりに見たなー
ちーちゃんは渡しません(`・ω・´)
>ことりいいねぇ
byつっしー
→ことりちゃんに甘えられたい(*´Д`)ハァハァ
>くま何なん笑
byつっしー
→まぁテンプレですし・・・
チハクさんがキチってるのはデフォだし(何
>ロリコン
byつっしー
→我々の業界ではご褒美です、もっと言って下さい
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