君がいた夏、君がいない夏、君がいる夏。
終わることがない夏の・・・儚くて・・・悲しい物語
去年のギャルゲの中でもトップクラス。
主題歌の『bumpy-jumpy!』も再生回数も1300回越え。
<システム>
機能はほとんどそろっていて、不快に感じることはあまりありませんでした。
スキップの早さも良くサクサク進める感じ。
ただ少し改善して欲しい点も。
ぜひシーン回想で各キャラクターのエピローグも再生して欲しかった。
物語がせっかく良いので、えちシーンだけじゃなくてENDも見たかったなぁ。
<キャラ>
文句なんざ1つもありません、ええ。
個性豊かなキャラばかりでとても楽しいし萌えます。
・家事ができないグータラ幼馴染
・先輩大好きオーラ全開の後輩
・ツンデレ貧乳生徒会長
・天才だけど親しみやすい僕っ娘
・病弱で天然のお嬢様
何より作画がイイ!(●´∀`●)
CGも良く立ち絵も崩壊が見られなかった。
キャラゲかと思いつつプレイすると痛い目にあいます。
<グラフィック>
夏を舞台にしていて、浜辺・海などの背景が多かった。
綺麗で丁寧、CGの塗りも綺麗でした。
<サウンド・ボイス>
羊たん・・・声がエロイよ・・(*´Д`)ハァハァ
気のせいか真樹の喘ぎ声に違和感がありました。
うーん、ちょっとだけ残念かな。
妖精王の声聞いたとき『ないわwwwww』とか思ってたけど、妖精王の正体がわかった時には納得。
<エッチ>
各キャラ3~4回
すべてラブラブでイチャイチャ。
まぁ公式で純愛とか言っているのでこれでいいと思う。
<シナリオ>
キャラゲかと思いきやシリアスな場面がいくつも。
特に羊・はるかの話は残酷でした。
羊の最後はハッピーエンド的な感じだったけど・・・
はるかは・・・う・・・うあ・・ああああああっ
うわああああああああああああああああああ!!!!!!!!
鬱発動
il||li_| ̄|○il||li
ここで特殊なのが真樹ルート。
彼女のENDを見るには歩ルートのチャプター3まで進めなければなりません。
歩ルートを進めていくうちになんとなく主人公の記憶喪失の原因がわかってきたのは俺だけじゃないはず。
でもそう考えると
『このゲームが成り立たなくね?おかしくね?だって現に主人公○○じゃん』
とか考える・・・が、予感的中。
この物語の基盤が全てひっくり返された思いでした。
またもや鬱発動
il||li_| ̄|○il||li
最後の歩のナツユメ編
全てを知った主人公の決断、歩の覚悟
あ・・・ああああ・・・・
うわああ(ry
||liil||liil||li _| ̄|○ ○| ̄|_ il||liil||liil||li
シナリオでは少しだけ不満点が。
個別ルートに入ってからは他のキャラとの絡みが非常に少ない。
せっかく可愛い・個性あるキャラ達なので、主人公とのイチャラブもいいが女の子とも絡んで欲しかった。
最後に(ネタバレ注意)
①渚がすでに死んでいる現実の世界
②それを受け入れられず歩が作り出した仮想の世界
その時サナトリウムに入院していた女の子達にも影響し仮想の世界に引き込まれる。
おそらくこの女の子達が羊などの他のヒロイン達なんだろう。
羊は顔に大火傷を負い、サナトリウムへ
真樹は友人の月島だから
つかさは幼児退行でサナトリウムへ
はるかは病弱だから・・・って考えたけどこれは違う気がする。
渚とはるかの子供を産んではるかは死んでしまった
現実世界で死んでしまった=サナトリウムにはいない
ってことははるかは仮想の人物なのかな?
考えられるのはあれはアリアの世界ってこと
アリアは自分を産んでくれた母親のことを悔やみ、止めなかった父親を殺人者扱い。
まさに渚とはるかの関係。
仮に
アリアの母親=はるか
だったとすれば納得いくとこもある。
こうやって仮想世界に引きずり込まれたヒロインとハッピーエンド・・・ではなく救済(現実世界に連れ戻す)することで何回も終わらない夏を繰り返していたのか。
歩以外を救済し終え、最後のナツユメルート
ハッピーエンドやら少し鬱になるエンドならまだいいですよ。
しかしそれすらも存在することがない物語とか
渚は死んでるしヒロインは入院してるだろ?
会ったとしてもユメの中でしか会っていない。
壮大な夢落ちだな、おい(´・ω・`)
そこまで渚が死んだことがショックだったか、歩。
まぁなんだかんだで面白かったです。
複雑な物語ではないのにここまでの感動と満足感はすごい。
単純な物語なら俺の中で1位なんじゃないか?これ。
適度に張られた伏線。
各キャラごとに明らかになる真実。
そして最後の「ナツユメ」・・・
このゲームのタイトル『ナツユメナギサ』が全てを物語っている
それにしてもやってよかった、うん。
主題歌 100
システム 70
キャラ 95
グラフィック 85
エッチ 80
シナリオ 90
合計 90
夏を舞台にした儚くて切ない・・・けれど壮大な純愛をやりたい人はぜひどうぞ